この記事では、「ちなみに」と「ところで」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ちなみに」とは?
先に述べた事柄に関連することや参考情報を付け加えることを意味する言葉です。
漢字では、「因みに」と表記されることで知られます。
「ところで」とは?
会話の途中で話題を切り替えることを意味する言葉です。
今話している内容と、全く異なる話題に移りたい時に使用すると考えられます。
「ちなみに」と「ところで」の違い
「ちなみに」と「ところで」の違いを、分かりやすく解説します。
「ちなみに」と「ところで」は、共に、会話の途中で話題を切り出す時に使用する接続詞を意味する言葉ですが、使い方やニュアンスは異なります。
「ちなみに」は、先に述べた事柄に関連する情報を補うことを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「ところで」は、先に述べた事柄とは関係ない新しい話題へ切り替えることを表現する際に使用する言葉です。
共に、日常会話やビジネスシーンで使用されるので、微妙なニュアンスの違いを理解し、適切に使い分けることが大切だと言えるでしょう。
「ちなみに」の例文
・『この前、女性とデートに行った。ちなみに、その後、彼女から連絡は返ってこなくなった』
・『今日はここでイベントが実施されるらしい。ちなみに、何時から開催予定なんだろう?』
「ところで」の例文
・『ところで、先日お願いした仕事はどうなりましたか?』
・『今日は友人たちと飲みに行く予定だ。ところで、他の皆は時間通りに来れるのかな』
まとめ
「ちなみに」と「ところで」の違いは、前の話題との関連性の度合いにあると言えます。
共に、会話の途中で話題を切り出す時に使う接続詞ですが、使い方には違いがあります。
「ちなみに」は前の話題と関連があることを示すことを表現する言葉です。
その一方で、「ところで」は前の話題と関係がないことを表現する言葉です。
このように、「ちなみに」は話題に足りない情報を補うときに使用し、「ところで」は話題を転換するときに使用する言葉だと言えるでしょう。