この記事では、「人前で話す力」と「人前力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「人前で話す力」とは?
この場合の「人前」とは「大勢の人たちが見ている前で」という意味があります。
「話す」とは自分の主張、考え、スピーチ、プレゼンを述べることをいいます。
そのため「人前で話す力」で不特定多数の人を前にしても、緊張しないで話す才能をいいます。
いい意味で力を抜き、落ちついて話せることを表現しています。
「人前力」とは?
本や雑誌、ネットのタイトルでよく見かける「人前力」。
このところブームになっている表現です。
人前力とは、スピーチ力のこと。
面接官の前で自己PRをおこなう、商品発表会で落ちついて商品の説明ができる、マスコミの前で冷静に記者会見を開けるなど、大勢の人を前にして、落ちついてトークをおこなうことを指します。
自分の印象を良くするために、積極的に使いたい技術といえるでしょう。
「人前で話す力」と「人前力」の違い
「人前で話す力」と「人前力」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも同じ「人前」という表現が入っているので、区別がむずかしく思えます。
「人前で話す力」を分かりやすくまとめたものが「人前力」です。
そのため表現方法は異なっていても、中身は同じことを指します。
一方で「人前力」はそこまで浸透している表現ではないもの。
初めての方に話し方について技術を教える時は「人前力」よりも「人前で話す力」をつかう方が親切でしょう。
「人前で話す力」の例文
・『人前で話す力を鍛えるために、ボイトレに通っています』
・『人前で話す力を意識してから、聞き手の表情が変わりました』
「人前力」の例文
・『人前力がある彼は、営業成績が飛びぬけて良いです』
・『人前力にまつわる本を読んで、人生観が変わりました』
まとめ
「人前で話す力」と「人前力」の違いを解説しました。
気になる表現の差を知って、語彙力の向上に役立てていきましょう。