この記事では、「体力」と「持久力」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「体力」とは?
過酷な作業にも耐えられるほど自分が持つ身体の力を「体力」【たいりょく】といいます。
粘り強く、体から出る活気に満ちた力を指すのです。
使い方としては、「体力が漲る」といって栄養がある食べ物や飲料を飲んだため落ちた力が回復する意味で使われています。
また、「体力を失う」といえば作業するだけの力が思うように出ない状態であると伝えられるのです。
「持久力」とは?
持ち堪えられるだけの力を「持久力」【じきゅうりょく】といいます。
物に備わっている力を指し、ずっと同じ力を出した状態でいかに長時間体力を温存できるか伝えられるのです。
使い方としては、「持久力を養う」といって自らが努力して体力をつけます。
また、医療界では「心肺持久力」といえば、粘り強く運動ができるための基本的な能力を指すのです。
「体力」と「持久力」の違い
ここでは「体力」と「持久力」の違いを、分かりやすく解説します。
活力とも言える人が持つ「体力」は、重い物をどのくらい持てるかを指します。
「彼は人並み以上の体力がある」といえば、人よりも体から出る力が漲っていることを伝えるのです。
もう一方の「持久力」は、長時間その持続ずる力を保てるかに焦点を当てています。
とくに、何時間も走る長距離走の運動を続けるためには、この長く同じ状態を保つ力が必要なのです。
「体力」の例文
・『体力を保つ秘訣を村の長老から教えてもらった』
・『腕白な子供を育てるには、人並み以上の体力が必要だ』
「持久力」の例文
・『筋肉の持久力を上げるには、自転車や水泳が効果的だ』
・『生活習慣を防ぐためにも、若い頃から心肺持久力を上げる』
まとめ
「力」を使ってはいますが、「体」と「持久」の違いでまた異なる使い方ができます。
どういった力を指すかに目を向けてみるといいでしょう。