「から」とは?言い換えを徹底解釈

「から」とは?言い換え

この記事では、「から」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。

「から」の意味

「から」の意味は、「動き・作用の始まりを表す格助詞」になります。

「から」は、「空間的・物理的な始まり(腕から等)」「時間的な起点(三時から等)」の双方を示唆します。

「〜を経由して・〜を通って」の意味もあります。

また「物事の原因・理由・根拠(傷口から痛みを感じた等)」を示す用法も持っています。

「物事を構成している材料」「動きが作用する順序」「動作の及ぶ範囲」「強い決意」などの意味合いもある言葉なのです。

「から」の言い換えや例文

「から」の言葉は、以下のような類語の言葉で言い換えることができます。

「から」の例文も紹介します。

「から」の類語や言い換え

「から」と似た意味を持っている類語を紹介していきます。

・『を・を経由して』
「から」は、「移動するときの起点および経由点」の意味合いを持っています。

「を」「から」と同じく「移動するときの起点・経由点」の意味を持っているため、類語として解釈できます。

「東京からシカゴに行く」「東京を経由してシカゴに行く」に言い換えられます。

・『より』
「より」は、「から」と同じように「動作の起点・移動の起点・時間の始まり」といった意味合いを持っています。

「午後9時から寝ます」は、「午後9時より寝ます」に言い換えられます。

・『によって・のために』
「から」「物事の原因・動機・理由」を意味する格助詞なので、「によって・のために」に言い換えることができます。

「怪我から欠場します」は、「怪我のために欠場します」に言い換えられます。

「から」を使った例文

「から」という言葉を使った例文を以下で紹介していきます。

・『マラソンで走っている時、アスファルトの上でこけてしまい膝から出血しました』
この例文は、「膝から出血しました」の部分で「物理的な起点・現象の出所」を意味しているのです。

・『社会学のシンポジウムは、午後2時からの開催となっております』
この例文は、「午後2時からの開催」「午後2時から始まるという時間の起点」を示しています。

・『彼女は厳しい表情をして、絶対にこの任務を成功させてみせるからと言いました』
この例文は、「絶対にこの任務を成功させてみせるから」という部分で「絶対にこの任務を成功させるという強い決意・覚悟」を意味しているのです。

まとめ

今回は「から」の言葉について詳しく紹介しました。

「から」の意味や類語をしっかりと理解して、日常生活やメールの文章作成などで正しく使いこなせるようにしましょう。