この記事では、「根回し」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「根回し」の意味
「根回し」の意味は以下の通りです。
1つ目は「新しい根をつくること」をいいます。
演芸用語のひとつで、古い根っこをナイフなどで切って、新しい根っこをみちびく作業をあらわします。
この作業をしておくと必要な根っこに栄養が行き渡りやすくなり、木全体が枯れるのを予防できます。
ある程度大きくなった樹木に大切な作業です。
また2つ目は「前もって準備しておくこと」をあらわします。
仕事のコツなどでよく用いられる表現で、本番前に手配をしておく、関係者に話を伝えておくことをいいます。
行き当たりばったりではない、事前の行動をあらわします。
園芸についての内容でなければ、2の意味で使われることが多いです。
よく用いられる表現なので、覚えておくといいでしょう。
「根回し」のポジティブな言い換え
「根回し」のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『下準備』
当日うまくできるように、前もって準備しておくことをいいます。
例えば会議にあわせて配布資料を作ること、椅子や机を並べておく動作をあらわします。
・『事前の打ち合わせ』
その日がやってくる前に、前もって関係者が大まかな内容を話し合っておくことをいいます。
それぞれのメンバーが、内容を把握しているので、当日はそつなく行えます。
・『道筋をつける』
ある物事がうまくいくように、ある程度のストーリーを組み立てておくことをいいます。
目的なゴールが決まっているので、本番もそつなく進めていけます。
「根回し」の類語や言い換え
「根回し」の類語や言い換えは以下の通りです。
・『裏工作』
一般の人には分からない場所で、こそこそ話をする様子をあらわします。
ややブラックな表現で、政治を舞台にした小説で使われることも多いです。
クリーンな場では使わない表現なので、仕事の現場では使わないようにしましょう。
・『手を回す』
極秘でそっと、働きかけることをいいます。
表立っては話題にのぼらないものの、内密でとりおこなう様子をあらわします。
・『下相談』
水面下でそっと打ち合わせておく様子をいいます。
こちらも含みのある言い方なので、明るい場で使われることは、ほとんどありません。
使用には注意しておきましょう。
まとめ
今回は「根回し」について紹介しました。
「根回し」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。
