「悩む」と「苦しむ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「悩む」と「苦しむ」の違いとは?言い換え

この記事では、「悩む」「苦しむ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「悩む」とは?

いったい自分は何をすればいいか考え込むことを「悩む」【なやむ】といいます。

例えば、友人と付き合っている女性に告白して、奪い取ってもいいか迷って困るのです。

また、好きでもない仕事するのではなく、もっと自分を高められる仕事に就いた方がいいのではないかと考え込みます。

他にも痛みが良くならず、どうすればいいか「悩む」といった使い方ができる言葉です。

「苦しむ」とは?

難しい状況に追い込まれて、簡単には抜け出せず悶えることを「苦しむ」【くるしむ】といいます。

例えば、会社が倒産しそうになったとき、どう脱却するか悩んでも解決しそうにない人は精神的な苦痛に悩まされるのです。

また、骨折して失神しそうなほど激痛を感じて「ひどく苦しむ」といった言い方をする場合もあります。

「悩む」と「苦しむ」の違い

ここでは「悩む」「苦しむ」の違いを、分かりやすく解説します。

これからお金もないのに、子供を育てながらどのような仕事を探せばいいか頭を抱えることを「悩む」といいます。

もう一方の「苦しむ」は簡単に自分で決断できそうにない難しい問題にぶつかったとき、苦痛に感じるという意味で使うわけです。

また、大きな地震に襲われて家が全壊したき下敷きになり、体が痛くて「悶え苦しむ」といった言い方もできます。

「悩む」の例文

・『地震で工場が被災し、従業員をどうすればいいか悩む』
・『わざと妹が悩む姿が見たいと、2つの贈り物を並べた』

「苦しむ」の例文

・『地元を離れるか、仮設住宅に住んで再建の道を選ぶか苦しむ』
・『重い病気で苦しむ彼女の力になろうと、手術費用を集めた』

まとめ

自分がどのように行動すればいいか判断するとき頭を抱えるという意味で使われています。

ただ、「苦しむ」は精神的だけではなく、肉体的にも苦痛に感じる場面でも使うと覚えておくといいでしょう。