この記事では、「迷う」と「戸惑う」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「迷う」とは?
複数ある中からどれを選べばいいか悩んでしまうことを「迷う」【まよう】といいます。
形や色はさほど違わなくても、機能の良さや使い方、持ち運びやすさといった点が分からないとき、どれを選べばより自分が求める物であるか迷ってしまうのです。
とくに、種類がたくさんあって目移りしてしまう電化製品や服、靴、文房具といったものを選ぶのに時間がかかってしまいます。
「戸惑う」とは?
考えてもいなかった問題が起きたとき逃げればいいのか、それとも向き合った方がいいか考えすぎてまごつくことを「戸惑う」【とまどう】といいます。
例えば、集会所にいたときマイクを向けられた人がどの政治家を支持するか聞かれても、個人について詳しく知らないためすぐ返答できません。
このように、予想もしていない話をされたり、質問してきた人の行動に驚いて迷ってしまう人の行動を指します。
「迷う」と「戸惑う」の違い
ここでは「迷う」と「戸惑う」の違いを、分かりやすく解説します。
いくつかある中で何を選べばより自分に適したものになるか分からず、いつまでも選べないでいる様子を「迷う」といいます。
もう一方の「戸惑う」はいきなり意味が分からない質問されたり、急に興味がないことの返答を求められたとき困る人の様子を表すところが違う点です。
何をしてよいか、選べばいいか考えて悩むという意味の「迷う」よりも困惑する様子を露骨に伝えられます。
「迷う」の例文
・『豚肉を買ったとき餃子か焼肉にするか迷う』
・『専門学校を選ぶとき、ITか介護にするかで迷う』
「戸惑う」の例文
・『結婚に興味がないのに、出会う方法について聞かれても戸惑う』
・『生活習慣も宗教さえ違う韓国に長期滞在する家族は戸惑う』
まとめ
「迷う」と「惑う」はどこか似ているように見えますが、違う意味が含まれています。
どのような意味で使われているか調べて、状況により使ってみるといいでしょう。