この記事では、「迷惑」と「不便」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「迷惑」とは?
生活に支障をきたしたり、不利な立場にされることを「迷惑」【めいわく】といいます。
具体的な例としては、被災地に賞味期限切れの食品や飲料を勝手に送る行為はとても「迷惑な行為」となってしまうのです。
また、良かれと思っても本人が食べられない料理を無理に「食べて」と何度も進める行為は困惑なことになってしまいます。
このように、他人からされる行為に不快な気持ちになることを指すのです。
「不便」とは?
行くまで大変な思いする場所やものを「不便」【ふべん】といいます。
行くまで複数の電車を乗り継ぎ、駅から車で山奥にまで行き、さらに歩いて何十分もかかる場所にある宿泊施設は「大変不便な所にある」わけです。
このような意味から「使うのに不便だ」といかに使いにくい物で、あっても使えないと感じる物を指します。
このように、使いにくいと思う物や場所を指すのです。
「迷惑」と「不便」の違い
「迷惑」と「不便」の違いを、分かりやすく解説します。
人に不快感を与える行為を「迷惑」といいます。
「迷惑をかける行動」といえば相手に時間をかけさせたり、余計なお金を使わせる行為になってしまうのです。
もう一方の「不便」は、使うのに大変な思いするとき使われています。
「毎日使うには不便だ」と、いかに何度も使うには能力がかかると思う物に対して困惑する気持ちを伝えるのです。
「迷惑」は人に対して行なう行為を指し、「不便」は使うのにとても面倒と感じる場面で使います。
「迷惑」の例文
・『迷惑な家族は、深夜でも外で焼肉を焼いて食事する』
・『教師の熱心な指導はときに子供の負担となり、迷惑になる』
「不便」の例文
・『彼の家は交通に不便な山奥にあり、駅から3時間もかかる』
・『大きな道具は持ち運ぶのが不便で、邪魔になるのでいらない』
まとめ
人を困惑させる行動や言動は本当に「迷惑」になりますが、「不便」は使いにくい物や場所という意味で使われていると認識しておくといいでしょう。