「募る」と「集める」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「募る」と「集める」の違いとは?言い換え

この記事では、「募る」「集める」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「募る」とは?

火の手が勢いを増してくる様子を「募る」【つのる】といいます。

このような意味から、「不安が募る」といかに事態が悪い方向に向かっているため落ち着かないか伝えられるのです。

使い方としては、「思いは募る」といかに恋愛感情が強くなるか伝えます。

このように、「募る」には気持ちが深まっていき、どうしようもなく切なくなる人の心を表せるのです。

「集める」とは?

散らばっている物を一ヶ所にかき寄せることを「集める」【あつめる】といいます。

例えば、犬が咥えてあちこちに持って行った玩具を見つければ箱の中に入れて、玄関の棚に収納する行為を指すのです。

使い方としては、「かわいい子供を集める」といえば、モデルの仕事に向いている容姿だけの人を見つけてくるその行動を指します。

「募る」と「集める」の違い

ここでは「募る」「集める」の違いを、分かりやすく解説します。

嬉しい感情や切ない気持ち、不安など人の心の進行を表すことを「募る」といいます。

恋人と会えない状態が続くと、切ない恋心が深まる気持ちを表せるのです。

もう一方の「集める」は、色々な所に落ちている物を一ヶ所に移動させる行為を指します。

この2つの大きな違いには、「募る」は気持ちに焦点を当てていますが、「集める」は散らばった物を一ヶ所に寄せる意味で使う言葉です。

「募る」の例文

・『川沿いに住む住民の間に、洪水への不安が募る』
・『子供が生まれて、幸せな思いが日ごとに募る』

「集める」の例文

・『水墨画を集める中国人は、家で絵の良さをじっくり楽しむ』
・『お守りを集めるのが好きな弟は、日本各地の神社を巡る』

まとめ

自らが行動して必要な人材を「集める」か、人や物を呼ぶといった行動を指すかによって使い方が異なります。

どういった目的で使うかに注目して、使ってみましょう。