この記事では、「重い」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「重い」という言葉の意味
上部にある「人が立っている」象形と、下部に位置する「重い袋の両端をくくっている」象形から成り立つ「重」という文字は、人が重い袋を持ってそのおもさに耐えている様子から、「おもい」という意味の「重」という漢字が成り立ちました。
「重い」という言葉の1つ目の意味は、「目方や重量などが多い」です。
2つ目は「動きが鈍い」さまや「気分がスッキリしない」様子などを表す意味合いで使われています。
「重い」の類語や言い換え
「重い」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
『覚束(おぼつか)ない』
「物事がはっきりしていないあやふやな状況」を表す言葉で、物事の成り行きが順調でなく、よい結果を生み出すことができそうにない様子を表す文言です。
・『緩慢(かんまん)』
「動きがゆっくりしている」さまを表す言葉で、のろのろと行動していたり、対応が遅くてもたもたしている様子を示す言葉です。
・『沈んだ』
「水面から水中に没する」さまを示す言葉で、周囲より低くなったり、水底につく様子を表す言葉です。
・『手厳(てきび)しい』
「非常にきびしい」さまや「まったく容赦しない」様子を表す言葉で、主に人の態度を対象に使われる言葉になります。
「重い」の類義語
「重い」の類義語は以下の通りになります。
・『気が滅入(めい)る』
「考えこんでゆううつな気分になる」さまを表す言葉で、嫌なことがあったり、大きな失敗をしてしまったりして意気消沈する様子を表す表現になります。
・『しょんぼり』 「元気がなく、さびしそうな」さまを表す言葉で、明るさや勢いなどを失って、大変寂しそうな様子を示す際に用いられる表現です。
・『暗然(あんぜん)たる』
「暗い」さまや、「はっきりしない」様子などを表す言葉で、悲しみや絶望などで心が塞がれてしまう際に使われる言葉です。
・『豊満(ほうまん)』
「豊かで十分にある」様子を示す言葉で、肉づきのよい人を対象に使われる表現になります。
・『一大事(いちだいじ)』
「放置しておけない重大なできごと」を示す言葉で、元々は仏教用語において、仏さまがこの世で放っておけなくなった根本の事情を指して使われ始めた文言になります。
まとめ
今回は「重い」という言葉について紹介しました。
「重い」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。