「渋い」とは?言い換えを徹底解釈

「渋い」とは?言い換え

この記事では、「渋い」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。

「渋い」の意味

「渋い」は主に5つの言葉があります。

一つ目は味覚を表す時に使われ、渋柿などの舌がしびれるようなえぐみのある味を指します。

主にカテキンやタンニンに使われることが多いです。

二つ目は落ち着いた趣がある様子を表現するときの意味です。

「渋い声」など。

三つ目は、不愉快そうであったり不満そうな様子の時に使われます。

「渋い顔をしている」など。

四つ目はケチなことを指します。

「渋い客だな」など。

五つ目は動きが滑らかでないという意味です。

ふすまの動きが良くない時などに使われます。

例に挙げました不愉快・不満そうな意味の「渋い顔」とケチなことを表す「渋い客」などは、二つ目の落ち着いた趣のある様子の意味でも捉えられますので、言葉の前後で意味を読み取ることが求められます。

「渋い」の言い換え

「渋い」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。

「渋い」のビジネスでの言い換え

・『苦い』
味を表現する意味と不愉快そう不満そうなときの言い換えです。

「苦い」はゴーヤなどを食べた時の味の表現なので、「渋い」とは少し意味が違うので注意しましょう。

・『深みのある』
味を表現する意味と落ち着いた趣のある意味の言い換えです。

表面だけではわからないような、情緒があるさまを表現するときに使います。

・『風格のある』
落ち着いた趣のある意味の言い換えです。

堂々と落ち着いている様を表します。

中年の男性を表現するときに、「渋い」「ダンディ」という言葉でも言い換えられるように、少しカジュアルでオシャレな意味合いが込められていますが、「風格のある」はどっしりとした威厳のある様子に使われます。

「渋い」を使った例文

・『お茶が渋くなってしまった』
お茶は入れ方で味が変わるため、今回入れたお茶は渋みが出てしまったという意味です。

味を表現しています。

・『提案に対して上司は渋い顔をした』
提案に対して上司が渋い顔をしたということは、提案があまりいいものではなかったことが読み取れます。

おそらくこの提案は却下される可能性が高いでしょう。

・『渋い取引先への営業は大変だ』
金払いが悪い取引先へ営業に行くのは大変だという意味です。

金払いが悪くても取引をやめるわけにもいかないという厳しい状況が垣間見えます。

きっとこの言葉を言った営業の人は渋い顔をしていたことでしょう。

まとめ

今回は「渋い」について紹介しました。

「渋い」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。