この記事では、「短気」と「せっかち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「短気」とは?
「短気」は、たんきと読むのが正しい読み方です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、みじかいや長さが足りない、気みじか等の意味を持っている短の漢字に、心の働きとかきもち、息といった意味が気の漢字を合体させる事で誕生した言葉となっています。
以上の事から「短気」は、辛抱する事が出来ずに直ぐにいらついたり、怒ったりする事を示すのです。
「せっかち」とは?
「せっかち」は、急き勝ちという言葉が変化して、誕生したと言われています。
そんな「せっかち」は、忍耐強さがない故に先を急いで気忙しい事を意味する言葉です。
しかも自分が急ぐだけではなく、他者に対しても急がせたりする事も意味合いに含んでいる言葉となっています。
「短気」と「せっかち」の違い
「短気」と「せっかち」の違いを、分かりやすく解説します。
「短気」と「せっかち」の文字表記を並べた上で比較してみると、使用している文字も読み方も全然違う言葉同士であると気付けるものです。
所がどちらも、我慢が利かないといった似た意味を所有しているので、使い分けを意識すると迷ってしまう人もいます。
似ている部分はあるとはいえ、意味のニュアンスには違いがあるので、互いの言葉の意味を踏まえれば難なく使い分けを行う事が可能です。
まず「短気」は、辛抱が利かずに、直ぐに怒ったり苛立つ事を示します。
もう一方の「せっかち」は、忍耐強さがない故に先を急いで気忙しい様子を表すのです。
「短気」の例文
・『うちの旦那は短気なので直ぐに大声を上げます』
・『私は短気な性格であるが故に、直ぐに物に当たってしまう所があるのです』
「せっかち」の例文
・『彼女はせっかちなので行列に並ぶのが苦手です』
・『せっかちな彼は人の話を遮る所があります』
まとめ
2つの言葉には、共通する文字はなく読み方もまるで似てはいません。
ですが指し示す意味には近い所もあるので、混同する恐れはないとは言えなかったりするのです。
ただし意味のニュアンスには相違点があるので、互いの言葉の意味を理解すれば上手に使い分けが出来ます。
ちなみに「短気」は、辛抱が出来ずに直ぐにイライラしたり怒る事を意味するのです。
対する「せっかち」は、忍耐強さがないために先を急いで気忙しい事やそういった様子を表します。
