「感心」と「感慨」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「感心」と「感慨」の違いとは?言い換え

この記事では、「感心」「感慨」の違いを分かりやすく説明していきます。

「感心」とは?

「感心(かんしん)」とは、「称賛されるべき行為や人物に対して心を動かされること」を意味しています。

「感心」という言葉には、「肯定的な人物・言動・能力などに対して尊敬あるいは称賛の念を抱く」といった意味のニュアンスがあるのです。

そのため、「感心」とよく似た意味を持っている類語として「感嘆・感服・尊敬・称賛」などを上げることもできます。

「感心」のもう一つのパラドキシカルな意味(逆説的な意味)として、「あきれて驚く」もあります。

「感慨」とは?

「感慨(かんがい)」とは、「ある出来事・状況・関係などを体験して、しみじみした気持ちになる」を意味しています。

「感慨」の言葉には、「その人にとって懐かしさや意味のある物事にふれて、じわじわと感動が押し寄せてくる」といったニュアンスが備わっています。

「感慨」「感慨深い(かんがいぶかい)」といった熟語として使われることが多くなっています。

例えば、「この水墨画はシンプルな構図だが感慨深い」のような文章で使うことができます。

「感心」と「感慨」の違い

「感心」「感慨」の意味の違いを、分かりやすく解説します。

「感心」という言葉には、「優れた出来事や素晴らしい人物に接して(相手を称賛する方向へ)心を動かされる」の意味合いがあります。

しかし、「感慨」という言葉には「優れた人物を称賛したり肯定したりする気持ち」は含まれていないという違いがあるのです。

そのため、「彼女のボランティア精神に感心しました」とはいえても、「彼女のボランティア精神に感慨を覚えました」という言い方は不自然で意味が通じにくいという違いがあります。

一方で、「感慨」には「しみじみとした気持ちになる」というニュアンスがありますが、「感心」にはそういった「しみじみとした情趣・情感」といったニュアンスはありません。

「感心」の例文

・『まだ小さかったはずの息子がかいがいしく妹の世話をしている姿を見て感心しました』
・『並大抵の修練や努力では身に付けられない素晴らしい技術に感心させられました』

「感慨」の例文

・『いざ自分自身が長年勤めてきた会社を辞める段になると感慨が押し寄せてきました』
・『懐かしい旧友たちの顔を10年ぶりに目にした同窓会では、昔を思い出して感慨に浸っていました』

まとめ

この記事では、「感心」「感慨」の意味の違いを詳しく解説しましたがいかがでしたか「感心」「感慨」の意味の違いや例文を調べたいときは参考にしてください。