この記事では、「そして」と「それから」の違いを分かりやすく説明していきます。
「そして」とは?
「そして」は「そうして」を短くした表現です。
接続詞のひとつで、ある事柄とある事柄をくっつける際に用いられています。
例えば「年末なのでベランダ掃除をおこなった。
そして車の洗車もした」と使います。
ベランダ掃除の流れで、洗車したことを述べています。
2つの事柄や行動を、ボンドのように留めているのが「そして」といえるでしょう。
「それから」とは?
「それから」は「そうしてから」と同じような意味があります。
ある時点を境にという意味があります。
例えば「ペットを失くし、それから彼女は元気がなくなった」というとペットとのお別れをきっかけに、その人の溌剌さが失われたことを指します。
また「それから」には「それに加えて」というニュアンスも。
商品の注文時につかう表現で「ハンバーグ定食をひとつ、それからコーヒーもお願いします」と使われています。
「そして」と「それから」の違い
「そして」と「それから」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもある言葉と、ある言葉をつなぐ役目を担っています。
「そして」は2つの事柄が、続いていく場合に使用されます。
ある行動を取って、それから別の行動を取った時に使います。
一方で「それから」はある出来事を示して、その結果その人の心理状況や態度が変わったことをあらわします。
また「チョコレートケーキ、それから珈琲」のように、続けて2つの物を注文する際に使います。
違いを学びましょう。
「そして」の例文
・『晴れていたのでゴミを出し、そして庭の草刈りをしました』
・『早起きして弁当をつくり、そしてスーパーに行きました』
「それから」の例文
・『親友が転校し、それから彼女は無口になりました』
・『肉まんひとつ、それからカレーまんもお願いします』
まとめ
「そして」と「それから」の差を解説しました。
似ている表現の差を学んで、日常生活に役立てていきましょう。