この記事では、「無能」と「低脳」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「無能」とは?
1人では作業を最後までやり遂げられないことを「無能」【むのう】といいます。
例えば、電化製品の本体にカバーを取り付ける簡単な作業すらできない人を指し、いるだけ邪魔と言われてしまうのです。
使い方としては、「君は無能で事務の仕事には向いていない」と役に立たない人材であると言われてしまいます。
元々は、使えるだけの能力がある有能の反対言葉として使われている言葉です。
「低脳」とは?
記憶力が悪かったり、知能がうまく発達していないことを「低脳」【ていのう】といいます。
例えば、伝えた情報をすぐ忘れてしまったり、何度も動きを練習させても覚えられない人を指すのです。
使い方としては、「低脳で運動神経も悪い」と相手に屈辱を与えるとき使います。
このような意味から、職場では仕事ができない部下に対して「お前は低脳だ」と罵り、嫌な気持ちにするのです。
「無能」と「低脳」の違い
ここでは「無能」と「低脳」の違いを、分かりやすく解説します。
普通よりも能力がない人を「無能」といい、能力がないと感じる者に対して使われています。
もう一方の「低脳」は知能に遅れが出た人を指し、仕事もうまくできないので使えない者と伝えるのです。
このような意味から、相手と話していて意味が通じないと感じたとき、「お前のような低脳と話していても時間の無駄だ」と嫌う気持ちを伝えます。
この2つの大きな違いは、能力に焦点を当てているのが「無能」であり、「低脳」は頭が悪いと馬鹿にする点です。
「無能」の例文
・『本番になると能力が発揮できない選手は無能だ』
・『犯人をいつも逃がす警察官ほど無能な者はいない』
「低脳」の例文
・『低脳な兄は話が理解できず、会話に参加できない』
・『末っ子が低脳と感じる親は、早くから塾に通わせた』
まとめ
普通よりも遅れが出ていると思う人を指さします。
ただ、意味に違いがありますので、深く比較して使い分けてみるといいでしょう。
