この記事では、「出す」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「出す」という言葉の意味
「足がくぼみからでてしまいそうな」象形から成り立っている「出」という文字は、その形から「出る(でる)」や「出す(だす)」などという意味合いで使われるようになった言葉です。
人目につく所に現れるという言葉として「出づ(いず/いづ)」と表記される場合もありますが「出る」の振り仮名として「いでる」を使用するのは誤用になります。
「出す」という言葉の1つ目の意味は「内から外に移す」です。
2つ目は「新しく生じさせる」「新たに存在させる」などの意味で使われています。
「出す」のポジティブな言い換え
「出す」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『派遣(はけん)する』
「ある使命を持って赴(おもむ)かせる」様子を表す言葉で、近年では「派遣社員」などを対象に使われることが多い言葉になります。
『湧く(わく)』
「水などが地中から噴き出る」さまを示す言葉ですが、「涙」や「やる気」「元気」などに対しても使われる表現です。
・『ほとばしる』
「勢いよく飛び散る」さまを表す言葉で、湧き上がってきた感情や気持ちなどが今にも溢れそうになるほど満ちている様子を表す表現になります。
・『表明する』
「自らの考えや決意などを人前ではっきりと示す」さまを意味する言葉で、目に見えない物事を見える形にして表に出す際に使われる言葉になります。
「出す」の類語や言い換え
「出す」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『もたらす』
ある物事が何事かを持ち込んだり、特定の状態を生じさせる際に使われる言葉で、「ある状態を実現させる」などと言う意味で使われる言葉です。
良い意味でも悪い意味でも使える便利な表現になります。
・『空(あ)ける)』
「閉じていたものを開いて中身を空にする」様子を示す言葉で、今まで占めていたものや塞いでいたものを取り除いて空間を作る際に使われる文言です。
・『費(つい)やす』
「ある事を成し遂げるために金銭や時間、労力などを使う」さまを示す言葉で、その多くは無駄に時間を浪費してしまうようなネガティブな事象を対象に使われる言葉になります。
・『発生する』
新しい物事や状況などが生まれたり起こったりした際に使われる言葉で、「物事が起こること」や「生じること」などを表す表現になります。
まとめ
今回は「出す」という言葉について紹介しました。
「出す」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。
