「尽くす」と「貢ぐ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「尽くす」と「貢ぐ」の違いとは?言い換え

この記事では、「尽くす」「貢ぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「尽くす」とは?

相手のことを思い、自分の力を惜しげもなく使うことを意味する言葉です。

「尽くす」という言葉は、相手のペースやシチュエーションに応じて、金品のみならず、時間や労力、気持ちなど、さまざまなものを与えることを表現すると考えられます。

基本的に、尽くす側は、見返りを求めずに、ただただ相手を思って行動すると言えるでしょう。

「貢ぐ」とは?

現金そのものや、金目のものを手渡して、相手をサポートすることを意味する言葉です。

貢ぐ側は、相手に対し、身体的な充足や安心感、孤独の解消などの見返りを求めていることがあると考えられます。

「尽くす」と「貢ぐ」の違い

「尽くす」「貢ぐ」の違いを、分かりやすく解説します。

「尽くす」「貢ぐ」は、共に誰かのために何かするという意味をもつ言葉ですが、使用される目的やニュアンスに違いがあります。

「尽くす」は、相手の幸せを願って自分の力や時間を捧げることを表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「貢ぐ」は、相手に金品を渡して見返りを求めることを表現する際に使用する言葉です。

「尽くす」の例文

・『彼女は愛する彼の夢のために、全力で尽くすことに決めた』
・『彼は病気になった彼女のために、精一杯尽くすことにしました』

「貢ぐ」の例文

・『ホストに貢ぐ女性たちは、その資金を捻出するために、同じく夜職の道に進みがちだ』
・『彼女はヒモのような男性に、毎月30万円以上貢ぐという生活を実施している』

まとめ

「尽くす」「貢ぐ」は、似ているようで異なる意味を持つ言葉です。

「尽くす」は、相手のために何かをすることを表現する言葉です。

その一方で、「貢ぐ」は金品を渡すことを表現する言葉です。

つまり、「尽くす」は見返りを求めないが、「貢ぐ」は見返りを求めることが多いと考えられます。

他にも、「尽くす」は信頼関係があり、「貢ぐ」は利害関係があると言えるでしょう。