この記事では、「延長」と「延伸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「延長」とは?
距離や時間、期間などを延ばすことを意味する言葉です。
他にも、物事に対して、一貫して続いているものということも表現すると考えられます。
また、「延長」という言葉は、スポーツの世界において、試合の結果が決まらなかった際に実施される追加の試合を指すと言えるでしょう。
「延伸」とは?
「延長」と同様に、距離や時間、期間などを延ばすことを意味する言葉です。
「延伸」という言葉は、既に存在する道路や鉄道などを、さらに伸ばすことや、学校が再開される予定日を先にずらすことなどを言う際に使用されると言えます。
「延長」と「延伸」の違い
「延長」と「延伸」の違いを、分かりやすく解説します。
「延長」と「延伸」は、共に距離、時間、期間などを、延ばすことを意味する言葉ですが、使用されるシーンやニュアンスに違いがあります。
「延長」は、物事に対する一続きのものという意味もありますが、「延伸」にはこの意味はないと考えられます。
また、「延長」は、「延伸」よりも一般的に使われる言葉です。
とりわけ、時間や期間をのばす場合は、「延長」の方が自然に聞こえることでしょう。
「延長」の例文
・『作品を借りてから1ヶ月位上延長したので、延滞料金がかさんでしまった』
・『サッカーの試合で、時間内に勝負を決しなかったので、延長して決着をつけることになった』
「延伸」の例文
・『ただただ、寿命が長くなるのではなく、健康な状態で寿命が延伸するようにしたいと思っています』
・『彼は違反したので、これ以上契約期間を延伸することは不可能です』
まとめ
「延長」と「延伸」は、重なる意味や似たような意味をもつ言葉ですが、微妙にニュアンスの違いがあります。
その中で、「延長」と「延伸」の違いとしては、「延長」が、継続性、連続性を含むことが多く、「延伸」が、単純に長くなることを表現することが多いと言えるでしょう。
