この記事では、「手間」と「面倒」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手間」とは?
あることを実施することに対し、必要な時間や労力そのものを意味する言葉です。
「手間」という言葉は、物理的にかかる時間や労力のことであり、感情的な煩わしさや困難さは含まないと考えられます。
「面倒」とは?
解決するのが困難かつ煩わしいと感じる気持ちを意味する言葉です。
「面倒」という言葉は、感情的に鬱陶しいと思うことであり、物理的にかかる時間や労力の度合いは問わないと考えられます。
「手間」と「面倒」の違い
「手間」と「面倒」の違いを、分かりやすく解説します。
「手間」は、とある物事を実施することに必要な時間や労力を表現する際に使用する言葉です。
物理的にかかる量や程度を示すと考えられます。
その一方で、「面倒」は、解決することが非常に困難で、煩わしいという気持ちを抱くことを表現する際に使用する言葉です。
主観的に感じる不快さや嫌悪感を示しています。
このように、「手間」と「面倒」は、同じ物事に対しても、人によって感じ方が異なると言えます。
手間がかかることを全ての人が面倒だとは思わず、面倒だと思うことが全て手間がかかるとは限らないと言えるでしょう。
「手間」の例文
・『彼は美味しいものが好きなので、料理する際の手間を惜しまない』
・『手間をかけたサービスは、非常に嬉しいものだ』
「面倒」の例文
・『彼は面倒事には巻き込まれたくないので、他人には必要以上に関わらないようにしている』
・『生きていると面倒なことだらけだが、それ以上に面白いこともたくさんある』
まとめ
「手間」と「面倒」は、重なる部分や似たような意味をもつ言葉ですが、使用されるケースやニュアンスに違いがあります。
その中で、「手間」と「面倒」の違いとしては、物理的な時間や労力のことか、感情的な煩わしさのことであるかという点が挙げられるでしょう。
