この記事では、「生き方」と「生き様」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生き方」とは?
人間がどのように生きていくか、その生きる方法を表すのが「生き方」【いきかた】です。
自分がこの先、どういった人生を歩めば幸せになるか具体的に考えて道を選び、突き進んで行きます。
使い方としては、「生き方を考える」といって就職先を考えたり、どういった人と結婚するか、どこに住めば安心した老後が暮らせるかに目を向けるのです。
「生き様」とは?
どうやって生きているか、その様子を表すのが「生き様」【いきざま】です。
人生を歩む上でのあり様を指し、どういった態度で生活して生きるかその様子を指します。
使い方としては、「弟の生き様を見た」と彼が持つ人生においての観方を指し、独自の人生観を貫いて生きる姿を映し出すのです。
元々は人の死に様の反対語として連想し、作られた言葉からきています。
「生き方」と「生き様」の違い
ここでは「生き方」と「生き様」の違いを、分かりやすく解説します。
どういった方法で生きているか伝えるのが「生き方」です。
どういった生き方すれば自分が幸せになるかを考えて行動するその行動を指します。
もう一方の「生き様」はそれぞれどのような生き方して、人生を歩いているか伝えるのです。
その人が持つ個性ある人生観にのっとって生きる様子が伝わります。
「生き方」よりも生々しい人間の欲望が伝えられる言葉です。
「生き方」の例文
・『彼の顔には今までの生き方がはっきり出ている』
・『不良行為してきた姉は、生き方を変えるため勉強した』
「生き様」の例文
・『家や家族を失い、孤独に生きる男の生き様を描く』
・『複数の男に騙された彼女の生き様は悲惨だった』
まとめ
「生きる」という意味が含まれていますが、「方」と「様」には違いがあります。
どういった意味が含まれているか学べば、おのずと使い方が見えてくるでしょう。