「配膳」と「給仕」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「配膳」と「給仕」の違いとは?言い換え

この記事では、「配膳」「給仕」の違いを分かりやすく説明していきます。

「配膳」とは?

配膳とは、食卓に料理や茶わん、箸などを並べて食事の用意をすることをいいます。

それから飲食店や旅館・ホテルといった宿泊施設で、食事の膳を客の前に配ることを指す場合もあります。

学校の給食を配ったり、病院で入院患者に提供する食事を配ったりすることも配膳と呼んでいます。

また、膳を配る人のことを配膳とか配膳係といったりもします。

「給仕」とは?

給仕とは、食事の席にいて世話をすることや世話をする人のことをいいます。

元々は身分の高い人に仕えて身の回りの世話をする人のことを指す言葉でした。

その後、官公庁などで様々な雑用を行う人を給仕と呼ぶようになり、飲食店や旅館で食事の世話をする人のことも指すようになったのです。

現在は飲食店ではホールスタッフやウエイトレス、ウエイターと呼ぶことが多く、旅館では仲居と呼ぶことが多いので、給仕と呼ぶことはほとんどありません。

家庭で家族の食事の世話をすることを給仕すると表現することはあります。

「配膳」と「給仕」の違い

配膳は食事の用意をすることや客の前に食事の膳を配ることで、給仕は食事の席にいて世話をすることです。

給仕には配膳も含まれています。

ただし、近年は給仕を使うことは少なく、ほとんど用いられません。

配膳の方が使われることが多いです。

「配膳」の例文

・『料理が出来上がったのでお客様のところに配膳してください』
・『配膳する時に誤って飲み物のグラスを床に落としてしまいました』

「給仕」の例文

・『昔、女性の給仕係は女給と呼ばれていました』
・『お酒がなくなったので給仕係に持ってくるようにいいました』

まとめ

配膳は料理や箸などを並べて食事の用意をしたり、客の前に食膳を配ったりすることをいいます。

それに対して給仕は、食事の席にいて食事の世話をすることになります。