この記事では、「大きい」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「大きい」という言葉の意味
古来より「オホシ(おおし)」という表記で使われていた「大きい」という言葉は、平安時代頃には、「オホシ」の連体形である「オホキ(おおき)」が現在でも使われる「大きい」という語の意味を持つようになり、室町時代に入ってから、この「オホキ」に形容詞で使われる語尾の「イ」を付けて「オホキイ(おおきい)」という語が用いられるようになりました。
また、漢字の「大」という語は、「両手と両足を伸ばした人」の象形から成り立ち、そこから「おおきい」という意味を持つ「大」という語が成り立っています。
「おおきい」という言葉の1つ目の意味は、「ある物の形や容積などが、広い空間や場所などを占めている」です。
2つ目は「程度がはなはだしい」や「範囲が広い」などという意味合いで使われています。
「大きい」の類語や言い換え
「大きい」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『でかい』
「並外れて大きい」さまや「物凄く大きい」様子などを表す言葉で、「でっかい」という表記は「でかい」を強調した言い方になります。
・『巨大(きょだい)』
「非常に大きい」さまや「並外れて大きい」様子などを表す言葉で、通常サイズより大きい物や、一般的に考えられているよりも大きな物を指して使われる文言です。
・『特大(とくだい)』
「特別に大きい」さまを表す言葉で、普通の大きさを超えている特に大きな物を指して用いられる言葉です。
・『おびただしい』
「数や量などが非常に多い」さまや「普通の程度を超えている」様子などを表し、計り知れないほどの数や極めて多い量などを示す際に用いられますが、一方では程度や度合い、レベルなどが大き過ぎることを表すネガティブなニュアンスを含む表現なので使う際には注意が必要になります。
「大きい」の類義語
「大きい」の類義語は以下の通りになります。
・『途方(とほう)もない』
「道理に合わない」さまや「ずぬけている」様子などを示す慣用句で、想像しているよりも程度がかけ離れていたり、並外れている様子を表す文言です。
・『数知(かずし)れず』
文字どおり「数が見当もつかない」さまや「多くて数えきれない」様子などを表す言葉で、数えることができないほどに多数である状態を指し示す文言です。
・『絶対的(ぜったいてき)』
「他の物と比較にならないほどのゆるぎない状態」や「比べようのない存在」などを表す言葉で、その他のなにものにも制限や拘束などをされずに単体で存在して働くさまを示す表現になります。
・『メガ』
一般的にkg(キログラム)の1,000倍を表す単位で、「想像を絶する」や「非常に大きな」などを表す表現として使われています。
まとめ
今回は「大きい」という言葉について紹介しました。
「大きい」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。