この記事では、「お楽しみください」と「心ゆくまでお楽しみください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お楽しみください」とは?
「お楽しみください」は相手に楽しんでほしいという気持を伝えるフレーズで、幅広い場面で用いられています。
例えば映画館などでスタッフが客に声をかけることもありますし、宴会などで司会者が参加している人に対して言ったりもします。
「楽しんでくれ」を敬語にし丁寧に表現したのが「お楽しみください」になります。
「心ゆくまでお楽しみください」とは?
「心ゆくまでお楽しみください」は、めいいっぱい楽しんでほしいという気持を伝えるフレーズです。
「心ゆく」には、「思い残すことがないほど十分に満足する、気がすむ」といった意味があります。
「心ゆくまで」は、満足するまでという意味になります。
「お楽しみください」と「心ゆくまでお楽しみください」の違い
どちらも楽しんでほしいという気持を表すフレーズです。
「心ゆくまで」は、長く滞在したり何度も楽しめるといった場合に使うことが多いフレーズになります。
例えば遊園地では、何回もアトラクションに乗ることができます。
満足するまでアトラクションに乗って楽しんでほしいという意味で、「心ゆくまで」を用います。
映画を見るといった場合には、その映画を見るのは1回だけなので「心ゆくまで」とはいいません。
「お楽しみください」というのが普通です。
温泉旅館などに宿泊する場合にも、「心ゆくまでお楽しみください」といったりします。
満足するまで温泉に入ったり、ゆったり寛いだりしてほしいという意味になります。
ただし、遊園地や温泉旅館でも単に「お楽しみください」ということはあります。
まとめ
「お楽しみください」も「心ゆくまでお楽しみください」も楽しんでほしいという気持を伝えるフレーズです。
「心ゆくまで」は満足するまでという意味なので、「心ゆくまでお楽しみください」は何度も楽しんだり長く滞在する場面などで用いられます。