「がさつ」と「サバサバ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「がさつ」と「サバサバ」の違いとは?言い換え

「がさつ」「サバサバ」は人に対して用いる言葉ですが、詳細な意味合いが異なるため区別して認識しておく必要があります。

この記事では、「がさつ」「サバサバ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「がさつ」とは?

「がさつ」「性格や動作、言葉遣いなどが粗雑で、気配りが行き届かない様子」を意味する言葉です。

カタカナで「ガサツ」と表記されることもあります。

なお、「がさつ」に漢字表記はないといわれています。

「サバサバ」とは?

「サバサバ」「人の性格や態度などが、物事にこだわらずあっさりとしている様子」を意味します。

そのほか、「気分が爽やかになったり、スッキリしたりする様子」という意味で使用されることもあります。

「がさつ」と「サバサバ」の違い

「がさつ」「サバサバ」「人の性格や動作」を表現する言葉という点は共通していますが、次のような違いがあります。

「がさつ」「性格や言葉遣い、動作などが雑で、注意や気配りが行き届かない様子」を意味し、言動が粗野だったり落ち着きがなかったりする人に対して用いられます。

一方、「サバサバ」「性格や態度などが、物事にこだわりを持たずさっぱりとしている様子」を意味し、細かいことに囚われずさばけているような人に対して使用されます。

また、「サバサバ」「気分がすっきりする」「爽やかになる」という意味で使われる場合もあります。

「がさつ」の例文

「がさつ」「がさつな〜」のように用いられています。

ネガティブな意味合いを持つ言葉なので、使用の際は注意が必要です。

・『あの常連客はがさつな態度で有名だ』
・『彼はデリカシーがなく、がさつな人である』

「サバサバ」の例文

「サバサバ」「サバサバした性格」「(気持ちなどが)サバサバする」などのように使われています。

どちらかというとポジティブな意味合いで使用されている言葉といえます。

・『新しくできた友人は、サバサバした性格で付き合いやすい』
・『不要なものを一気に処分し、気分がサバサバする』

まとめ

「がさつ」「人の性格や動作、言葉遣いなどが粗雑で気配りが行き届かない様子」を示し、「サバサバ」「人の性格や態度などが物事にこだわらずあっさりとしている様子」「気持ちが爽やかになったりスッキリしたりする様子」を示します。

双方の意味や使用例を理解して、適切に使い分けましょう。