物事や考え方、傾向などがその時代から遅れていることを表す言葉には「時代遅れ」や「時代錯誤」があります。
この記事では、「時代遅れ」と「時代錯誤」の違いを分かりやすく説明していきます。
「時代遅れ」とは?
「時代遅れ」とはその時代の考え方や流行などについていけない状態や取り残されていることを表す言葉です。
「時代遅れ」は流行やファッション、考え方など色々なものに対して使われる言葉であり、ダサいという意味も含まれるのが特徴です。
「時代遅れ」の類義語には「化石になる」や「オワコン」があります。
「オワコン」は若者言葉の一種であり、終わったコンテンツを略した言葉です。
「時代錯誤」とは?
「時代錯誤」とは異なる時代の物事を混同することやそれによって生まれる誤りを表す言葉です。
この言葉に使われている「錯誤」は「さくご」と読み、思い違いや勘違いを表します。
「錯誤」を使った言葉には「試行錯誤」があります。
「時代錯誤」はこれ以外にも考え方や行動が時代と逆行していることや、昔のあり方を良しと考えることを表す時にも使うことが可能です。
「時代遅れ」と「時代錯誤」の違い
「時代遅れ」は現代の流行やファッション、考え方についていけない状態やダサいことを表す言葉です。
「時代錯誤」は考え方や行動が時代と逆行していることや前の状態を良しとする考えを表す言葉です。
「時代遅れ」の例文
・『その論文は既に時代遅れの研究を取り上げており、審査は通りませんでした』
・『時代遅れと思われていたファッションが今年になってリバイバルしているのは面白いです』
「時代錯誤」の例文
・『彼の考え方は時代錯誤であり、もう少し柔軟性を持った方がいいと思います』
・『時代錯誤なドキュメンタリーは見るだけ時間の無駄です』
まとめ
「時代遅れ」は現代についていけない状態や取り残されていることを表す言葉です。
「時代錯誤」は異なる時代を混同することやその誤りを表す言葉です。