この記事では、「パテントレザー」と「エナメル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パテントレザー」とは?
「パテントレザー」は「エナメル加工された皮革素材のこと」という意味があります。
元々は、特許申請された加工方法だったことから、「パテント」と呼ばれています。
皮の表面にポリウレタンやポリビニル塗料を塗布し、高温で加熱することで、光沢と耐久性を向上させています。
皮を長持ちさせるためのコーティングですが、天然皮革のような経年変化が起こりません。
一方で、雨の日でも安心して使用できるようになります。
「エナメル」とは?
「エナメル」は“enamel”と英語表記します。
「エナメル」は、「エナメル革のこと」という意味があります。
「なめし革の表面に、エナメルペイントを塗って、光沢を出して耐水性を強めたもの」という意味があります。
ハンドバッグや靴などに用います。
ちなみに「エナメルペイント」は、「顔料をワニスに混ぜ合わせて作った塗料のこと」という意味があります。
塗膜はなめらかで、ガラスのような光沢があり、乾きが早いという特徴があります。
「エナメルペイント」のことを「エナメル」と呼ぶこともあります。
さらに「エナメル」には「金属や陶器、ガラス器などの表面に焼き付けるガラス質の塗料のこと」という意味があり、「琺瑯(ほうろう」を意味することがあります。
「パテントレザー」と「エナメル」の違い
「パテントレザー」と「エナメル」の違いを、分かりやすく解説します。
「パテントレザー」は「エナメル加工された皮革素材のこと」という意味があります。
一方で、「エナメル」には、「エナメル革」という意味に加えて、「エナメルペイント」という意味があります。
「パテントレザー」は、「エナメル革」と同義語と言えますが、「エナメル」には「エナメルペンと」という別の意味があるという違いがあります。
まとめ
「パテントレザー」と「エナメル」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。