この記事では、「クエリ」と「マクロ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クエリ」とは?
データベースに対する問い合わせや命令を意味する言葉です。
データを取得、更新、削除するために使用されます。
「クエリ」は、特定の形式や言語で記述され、データベース管理システムによって解釈及び実行されます。
また、「クエリ」の基本的な目的は、データベース内の情報を操作または取得することにあると言えるでしょう。
「マクロ」とは?
繰り返し実行される一連の命令や操作を、自動化するためのスクリプトや機能を意味する言葉です。
「マクロ」は、ユーザーが定義した操作を記録し、そのシーケンスを単一のコマンドやボタンクリックで実行可能にします。
この機能によって、手間暇のかかる作業を効率的にすることが可能で、ユーザーの生産性を飛躍的に向上させるという狙いがあります。
また、「マクロ」は、Microsoft Excelのようなアプリケーションでよく使用されます。
「クエリ」と「マクロ」の違い
「クエリ」と「マクロ」の違いを、分かりやすく解説します。
「クエリ」と「マクロ」は、データベースやプログラミングの文脈でよく使用される用語ですが、それぞれ異なるものだと言えます。
「クエリ」は、データベースに対する問い合わせや命令を表す言葉です。
データベース管理システム(DBMS)に対し、データの検索、挿入、更新、削除などの操作を実施するための命令文を指します。
基本的にSQLで記述されます。
その一方で、「マクロ」は、一連の操作や命令を自動化するためのプログラムです。
とりわけ、Microsoft Excelに代表されるようなオフィスソフトウェアで使用されることが多く、繰り返し実施する作業を効率化するために使用されます。
VBA(Visual Basic for Applications)などのプログラミング言語で記述されることで有名です。
まとめ
「クエリ」は、データベースに対する命令文であり、「マクロ」は複数の命令をまとめて自動化するプログラムであるという点で、両者は根本的に異なる概念だと言えるでしょう。