「クーラント」と「ラジエーター」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「クーラント」と「ラジエーター」の違いとは?言い換え

この記事では、「クーラント」「ラジエーター」の違いを分かりやすく説明していきます。

「クーラント」とは?

「クーラント(Coolant)」とは熱を下げる液体のことです。

代表的なものに車のエンジンを冷却するための「ラジエーター液」があり、一般に「クーラント(クーラント液)」「冷却液」または「不凍液」と呼ばれています。

「クーラント」は、耐凍結性の高いグリコール(エチレングリコールまたはプロピレングリコール)やエンジンと冷却経路を保護する防錆剤や防腐剤などを配合した水溶液です。

2年を目安に交換するLLCと寿命が長く7年で交換を行うSLLCとがあり、赤や緑などに着色されています。

「クーラント」はエンジン内を循環し、エンジンとつながったホースを通ってリザーバータンクやロアタンクに溜められ、循環を繰り返すころでエンジンの温度を適切に保ちます。

「ラジエーター」とは?

「ラジエーター(Radiator)」とは、放熱によって器機の温度を適切に保つ装置のことです。

代表的なものに車のエンジンを冷却する装置があります。

車の「ラジエーター」は、ボンネットのエンジンルーム内に設置してあり、冷却水(クーラント)と冷却ファンによってエンジンの熱を冷ましています。

車のエンジンは長時間の走行や外気温によって温度が上昇します。

しかし、エンジンが高温になり過ぎるとオーバーヒート(異常加熱)を起こし、そのまま走行を続けるとエンジンが故障して走行できなくなってしまいます。

そのため、「ラジエーター」がエンジンの熱を冷ましてオーバーヒートを防いでいるのです。

「ラジエーター」は、エンジンを循環して高温になった冷却水に自然風を当てて放熱し、冷めた冷却水を再びエンジンに当てることを繰り返してエンジンの温度を適正に保っています。

「クーラント」と「ラジエーター」の違い

「クーラント」「ラジエーター」の違いを、分かりやすく解説します。

「クーラント」「ラジエーター」は車のエンジンを冷却するために必要で、セットで使用されるものです。

「ラジエーター」はエンジンを冷却するための装置、「クーラント」は別名を「ラジエーター液」「冷却水」といい、「ラジエーター」によってエンジンを冷却するために使われます。

つまり、「ラジエーター」「クーラント」は、装置とその装置に利用するための消耗品の関係にあたります。

まとめ

「ラジエーター」「クーラント」を循環させてエンジンを冷却する装置です。

「ラジエーター」は装置、「クーラント」は消耗品であるところが互いに異なっています。