この記事では、「ハンドソープ」と「石鹸」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ハンドソープ」とは?
手を殺菌するために用いられる洗浄用石鹸を“hand soap”「ハンドソープ」といいます。
手についた油や泥、魚の臭いといったものをきれいに取り除くために使う石鹸を指すのです。
洗浄力成分で手の平や指の間、溝に入り込んだ汚れや臭いまで泡立てて洗うだけで取り除けます。
すぐに溶けて、泡が立つよう液状にしているのも使いやすい洗浄剤になるのです。
ポンプ式が多いのも片手で押せばすぐ液が出て、子供でも簡単に泡立てて使えるように工夫しています。
また、弱酸性の植物由来であれば肌が弱い人でも気軽に毎日使えるのです。
「石鹸」とは?
洗浄効果に優れた「石鹸」【せっけん】は、洗い上がりがしっとりしています。
滑らかな洗い心地が良く、たっぷり出る泡で手肌を優しく包みながら臭いと汚れを落とせるのが魅力です。
この「石鹸」には水に素早くなじむ親水基と、油汚れに強い親油基の2つが含まれています。
この2つの成分により水では落ちにくい油汚れも、しっかり馴染んで浮かせて素早く落とせるのです。
含まれている成分にはアルカリと牛脂の動物性や、植物性の天然油脂をよく混ぜ合わせて作られているので汚れが落ちやすくなります。
この植物性には米油、やし油といったものを含んでいるものがあり、中でもオリーブ油は美肌効果も高いと高値で売られているのです。
「ハンドソープ」と「石鹸」の違い
ここでは「ハンドソープ」と「石鹸」の違いを、分かりやすく解説します。
液状であるため簡単に泡が立ち、手に馴染むのが「ハンドソープ」です。
洗浄効果が高いのに密な泡が指の指紋にまで入り込み、汚れを浮かしてきれいに取り除けます。
また、殺菌ベール処方で手の除菌効果が高く、弱酸性で肌に優しく洗える商品が揃うのです。
主な成分はカリ石ケン素地と水、アロエエキスに加えて殺菌効果が期待できるイソプロピルメチルフェノールを含みます。
もう一方の「石鹸」はアルカリ成分と天然の油脂で作られていて、きめ細かい泡がよく立つ泡タイプや、塊になりにくい液体、水に溶けやすい粉石鹸が揃うのが魅力です。
まとめ
手を洗うのに特化したソープと、体も洗える「石鹸」ですが、それぞれ含まれている成分に違いがあります。
どこにどう使えばより効果を発揮できるか調べてみるといいでしょう。