この記事では、「医療保険」と「傷害保険」の違いを分かりやすく説明していきます。
「医療保険」とは?
「医療保険」とは、病気や怪我をして入院や手術が必要になった時に給付金が受け取れる保険のことをいいます。
加入者は事前に保険料を納めておき、必要な人にその一部が給付金として支払われる仕組みです。
医療保険にはすべての国民が加入を義務付けられている公的医療保険と民間医療保険があります。
「傷害保険」とは?
「傷害保険」とは、怪我による入院や手術、通院などの費用を補償してくれる保険のことをいいます。
また、死亡した場合にも保険金が支払われます。
保険会社や商品によって対象や補償内容は様々です。
怪我をした際の医療費だけではなく、賠償責任についても保険金が支払われる傷害保険もあります。
「医療保険」と「傷害保険」の違い
「医療保険」も「傷害保険」も民間の保険会社が提供する保険の1つですが、医療保険には公的なものもあります。
民間の医療保険と傷害保険の違いは、補償の範囲や加入条件、保険料などにあります。
「医療保険」は病気や怪我を対象としており、傷害保険は怪我を対象としています。
「傷害保険」には誰かに怪我をさせたなど賠償責任が含まれるものもあります。
医療保険は健康状態によっては加入できないことがありますが、傷害保険は健康状態に関わらず加入できます。
それから保険料は医療保険の場合には年齢や性別、健康状態などにより変わりますが、傷害保険は年齢や性別健康状態によって保険料が変わることはありません。
ただし、危険性が高い職業に就いている場合、保険料が高くなります。
例えば、バスやタクシーの運転手など車で事故を起こす可能性が高い職種は、保険料が高く設定されています。
まとめ
「医療保険」は病気と怪我を対象にした保険ですが、「傷害保険」は怪我を対象とする保険です。
傷害保険には賠償責任を対象とするものもあります。
それから医療保険と傷害保険では、補償の範囲や加入条件、保険料などが違っています。
