「輸入車」と「外車」はいずれも「車」に関する言葉ですが、細かな意味合いが異なるといわれています。
この記事では、「輸入車」と「外車」の違いを分かりやすく説明していきます。
「輸入車」とは?
「輸入車」は「ゆにゅうしゃ」と読む言葉で、「国外から輸入した自動車の総称」を意味します。
後述する「外車」と同じ意味で使われる場合もありますが、現在では、国産メーカーであっても海外で生産・輸入された車両については「輸入車」と呼ぶようです。
「外車」とは?
「がいしゃ」と読む「外車」は、「日本国外のメーカーによって製造された自動車」を意味する言葉です。
また、「汽船の中央両外側または船尾に設置される水車状の車輪」という意味で用いられることもあります。
「輸入車」と「外車」の違い
「輸入車」も「外車」も「外国に関連する自動車」という意味合いを持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。
「輸入車」は文字通り「外国から国内に輸入した自動車の総称」を意味します。
多くの場合、外国メーカー製の車すなわち「外車」が含まれますが、国産メーカーの自動車であっても「外国で生産されて輸入された車」については「輸入車」と呼ばれているようです。
なお、「輸入車」には「正規輸入車」や「並行輸入車」、「現地生産車」といった種類があります。
一方、「外車」は「外国メーカーの自動車」を意味し、国産車とは異なる魅力があるのが特徴です。
「外車」には様々な種類がありますが、ドイツの「メルセデス・ベンツ」や「BMW」「フォルクスワーゲン」「アウディ」、イタリアの「フェラーリ」や「フィアット」、フランスの「プジョー」や「ルノー」、アメリカの「ジープ」、スウェーデンの「ボルボ」などが特に有名です。
また、「外車」には「汽船の両外側などに設置される水車状の車輪」という意味も含まれています。
まとめ
「輸入車」は「外国から輸入した自動車の総称」を示し、「外車」は「外国メーカーの自動車」「汽船の両外側などに設置される水車状の車輪」を示します。
「輸入車」に国産メーカーの車が含まれるケースがあることも覚えておきましょう。
ぜひ自動車に関する言葉の違いを理解する参考にしてください。
