「自立」と「依存」は対になる概念として使われています。
この記事では、「自立」と「依存」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自立」とは?
「自立」とは他のものからの従属を抜け出して自分の力で立つことや独りで存在することを表す言葉です。
「自立」はある程度年齢が高くなってからやることであり、基本的に親の庇護下にある場合や実家に住んでいる場合には難しくなります。
「自立」の同音異義語には「自律」がありますが、こちらは自分で立てた規則に従うことを表す言葉であり、自己判断で動くロボットは「自律型」と呼ばれています。
「依存」とは?
「依存」とは特定の物や人に心を奪われてそれなしでは生きていけない状態になることを表す言葉です。
「依存」は特定の食べ物や薬品、人、憧れの人や集団など様々なものが存在します。
「依存症」とは過度の「依存」によって社会生活に悪影響が出る症状を表す言葉であり、ギャンブル依存症やアルコール依存症などが有名です。
「依存心」とは人に頼りがちな性格を表す言葉であり、恋愛関係にも影響を及ぼします。
「自立」と「依存」の違い
「自立」は他のものに対する従属から抜けて自分の力で立つことや独りでやっていくという気持ちを表す言葉です。
「依存」は物や人に対して心を奪われてこれなしでは生きていくのが難しい状態になることを表す言葉です。
「自立」の例文
・『動物の赤ちゃんが自立するには狩りの方法を覚えなくてはいけません』
・『大学生になって一人暮らしを始めたこともありやっと自立した感じがあります』
「依存」の例文
・『困った時の依存先を持っておくのは割とアリだと思っています』
・『日本にはカジノがないのでギャンブル依存症はそこまで多くないと思っています』
まとめ
「自立」と「依存」はそれぞれ反対の性質を持つ言葉であり、大人になるにつれて大切な概念となります。
「依存」は違法な薬物を使ったものもあり、その場合は適切な治療が必要になります。