この記事では、「自覚」と「自認」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自覚」とは?
自分が置かれているシチュエーションや自分の能力及び価値などを、きちんと理解することを意味する言葉です。
「自覚」という言葉は、自分の身体や心に起きている変化や症状に気づくことを表現すると言えます。
また、「自覚」は、あくまで自分に関することであり、他人のことを知ることには使用しないことが特徴的です。
「自認」とは?
自分で自分のことを確かにそうだと判断することを意味する言葉です。
「自認」という言葉は、自分の好みや傾向などを自分で認めることを表現すると言えます。
また、「自認」は、あくまで自分で認めることを意味しており、他人に認めてもらうという意味ではないと考えられます。
「自覚」と「自認」の違い
「自覚」と「自認」の違いを、分かりやすく解説します。
「自覚」と「自認」は、共に、自分に関することを知るという意味をもつ言葉ですが、使用される場面やニュアンスに違いがあります。
「自覚」は、自分の状況や能力などを、明確に理解することを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「自認」は、自分の特徴や傾向などを、自分で認識することを表現する際に使用する言葉です。
つまり、「自覚」は、自分の状態に気づくことが重要ですが、「自認」は、自分の状態を受け入れることが重要だと言えるでしょう。
「自覚」の例文
・『この病気の最も怖ろしい点は、自覚症状が一切ないことだ』
・『彼は自分に嘘つきの自覚はないが、私からすると、彼は本当のことはほとんど話さない』
「自認」の例文
・『彼女は生物的な性を自分の自認している性が異なることに、葛藤し続けてきた』
・『彼は自分のことをイケメンだと自認しており、確かにそれはそのとおりだ』
まとめ
「自覚」と「自認」は、自分に関する言葉ですが、意味が異なります。
「自覚」は、自分が置かれている状況や自分の能力などをはっきりと理解することを表現する言葉です。
その一方で、「自認」は、自分で自分のことを確かにそうだと判断することだと言えるでしょう。