この記事では、「在住」と「居住」の違いを分かりやすく説明していきます。
「在住」とは?
その場所に、実際に居住していることを意味する言葉です。
基本的に、都道府県や市区町村など、大まかに住んでいる場所を示す際に仕様する表現だと考えられます。
「居住」とは?
とある場所に構えた住居に住んでいるという事実を意味する言葉です。
「居住」という言葉は、対象となっている場所が、特定の家やマンションの一室など絞り込まれており、生活の拠点にしている場所に住むことを指す場合に用いられる表現だと考えられます。
「在住」と「居住」の違い
「在住」と「居住」の違いを、分かりやすく解説します。
「在住」は、とある場所に住んでいることを明示する際に使用する言葉です。
地名と一緒に使用されることが多く、書き言葉で自分の住所を伝えるときに使用すると考えられます。
住民票がある場所や生活の拠点として暮らしている場所に使えますが、短期間だけ住んでいる場合や実態として住んでいない場合は使えません。
その一方で、「居住」は、住むことやすまいを表現する際に使用する言葉です。
住居や住民と一緒に使用されることが多く、ちょっとフォーマルな言葉だと言えます。
特定の家や部屋などに住んでいることを表しますが、住所登録がなくても使うことが可能です。
このように、「在住」は住んでいる場所の範囲が広く、継続性があることを表し、「居住」は住んでいる場所の範囲が狭く、継続性がないことも表すという点が異なると言えるでしょう。
「在住」の例文
・『彼は大阪在住なので、結婚式に来てもらうと、交通費を用意しなければならない』
・『このイベントに参加できる人は、関東在住の人だけに限定された』
「居住」の例文
・『このエリアは、居住するにあたって、さまざまな地域サービスが充実している』
・『彼女はこのマンションに居住しているようだ』
まとめ
「在住」と「居住」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使用される場面やニュアンスの違いがあります。
それぞれ異なる場面や目的で使用する言葉なので、正しく使い分けられるように注意しましょう。