この記事では、「米粉」と「米」の違いを分かりやすく説明していきます。
「米粉」とは?
「米粉(べいふん・べいこ・こめこ)」とは、「米」を挽(ひ)いて作った粉のことを指しています。
「米粉」は餅や団子、煎餅、米粉麺、米粉パンなどの加工食品の原料となっています。
「米粉」と意味が似ている言葉には、「米の粉(こめのこ)」、「上新粉」、「しん粉」、「白玉粉」、「もち粉」、「玄米粉」などが挙げられます。
そして、「米粉」の英語表記は「rice flour」になります。
「米」とは?
「米(こめ)」とは、「稲(イネ)」の果実(種子)である籾(もみ)から外皮を取り除いた穀物を表しています。
「稲(イネ)」はイネ科イネ属に分類されている植物の一種です。
籾を除いたものを「玄米(玄米)」、さらに、玄米をついて、糠(ぬか)を取り除いたものが「精米(せいまい)」、「精白米(せいはくまい)」、「白米(はくまい)」です。
また、糠を全て取り除かないものを「分(ぶ)づき米」と呼んでいます。
「米」は日本では主食の一つで、「米」を炊いたものを「飯」と言います。
「米」は「玉蜀黍(トウモロコシ)」、「小麦(コムギ)」と並んで、「世界三大穀物」の一つと呼ばれています。
「米」と似た意味を持つ言葉としては、「米穀(べいこく)」、「飯米(はんまい)」、「ライス」などがあります。
そして、「米」は英語で「rice」と表記しています。
「米粉」と「米」の違い
「米粉」と「米」の違いを、分かりやすく解説します。
「米」とは、イネ科の植物である稲の果実(種子)である籾から外皮を取り除いたもの(玄米)、または、さらに玄米をついて、糠を取り除いたもの(精米)を意味しています。
その「米」を挽いて作った粉が「米粉」です。
「米粉」と「米」には、これらのような違いがあります。
まとめ
今回は「米粉」と「米」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「米」とは、イネ科の植物の稲の籾(種子)から外皮(籾殻)を取り除いたものや、さらに糠を取り除いたものを指しています。
その「米」を挽いて作った粉が「米粉」になります。
「米粉」と「米」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。