同じような意味で使われる言葉として「担当」と「当番」があります。
2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「担当」と「当番」の違いを分かりやすく説明していきます。
「担当」とは?
「担当」とは、「ある事柄を受け持つこと」を意味する言葉です。
ある特定の事柄を受け持つこと、または事柄を受け持っている人を表します。
仕事や役回りなどやるべき事柄をあてがわれて受け持つことを意味し、出番があれば必要に応じて労力を負担しこなすことを指します。
一般的には「特定の事柄を任されてやる人」「決まった事柄を専門に担う人」という意味で使われることが多く、ビジネスにおける仕事の受け持ちの意味でつかわれている言い方です。
特定の事柄を受け持つことから転じて「自分が応援している人」という意味合いもあり、自分が推しているグループアイドルのメンバーやホストクラブの自分の専属ホストを指す言葉として使われています。
「当番」とは?
「当番」とは、「交代制で回る仕事で任される順番に当たること」を意味する言葉です。
何人かで役割を回し交代で担う仕事においてその番に当たることを指します。
交代制の仕事で他の者は休み自分一人だけ仕事をこなす責務が発生している状態を指して「当番」と表現します。
「担当」と「当番」の違い
「担当」と「当番」の違いを、分かりやすく解説します。
「担当」と「当番」の違いは「交代制かどうか」です。
ある事柄を受け持つことが「担当」なのに対し、受け持ちを順番で交代する仕組みにおける受け持つ順番のことを「当番」といいます。
「担当」を交代制にしたものが「当番」に当たります。
同じ人が仕事をずっと受け持っている場合は「担当」で、順番に交代しながら仕事を受け持つ場合は「当番」です。
「担当」の例文
・『新人教育を担当する』
・『担当の者を呼んでくるのでお待ちください』
「当番」の例文
・『明日はゴミの当番だ』
・『今日はパトロール当番だ』
まとめ
「担当」と「当番」は交代するかどうかで区別されます。
どちらも日常的に使う言葉なので違いを覚えておきましょう。
