この記事では、「注文」と「購入」の違いを分かりやすく説明していきます。
「注文」とは?
注文は「ちゅうもん」と読みます。
注文とは買いたいもの、欲しいサービスを販売している会社に「売ってほしいです」とお願いすることをいいます。
「注文を出す」といいます。
一方で「注文をつける」というと、販売会社に対して文句を言うこと、細かく指示を出すことをいいます。
お客さんの立場で、販売主にメッセージを出すのが「注文」といえるでしょう。
「購入」とは?
購入は「こうにゅう」と読みます。
買い入れることを示すので「この金額でお願いします」と納得して、欲しい商品を買い物かごに入れることをいいます。
ネットショッピングであれば好みの商品をクリックして「購入ボタン」を押すと、取引が成立します。
「購」という漢字には「自分の物にする」という訳があるので、支払う約束をして手に入れる手続きに入ることを「購入」と呼んでいます。
「注文」と「購入」の違い
「注文」と「購入」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも商品の買い物に使われます。
注文と購入はややこしいのですが、順番ごとに並べるのなら、注文が先、購入が後になります。
注文の「注」には「そそぐ」という意味があります。
昔は欲しい品物や個数を文に書いて業者の人に渡していたので、こうした熟語が生まれました。
例えば「みりんと日本酒を1本ずつお願いします」と伝えるのが注文です。
それに比べて購入は、実際に自分のものとして手に入れること、既に手に入れたものを指します。
違いを覚えておきましょう。
「注文」の例文
・『先ほど注文したワイシャツは、いつ自宅に届きますか』
・『注文した商品にシミが付いているので、返品していいですか』
「購入」の例文
・『購入されたお品物は、全部で5点です』
・『このブランケットを購入したいのですが、レジはどこですか』
まとめ
「注文」と「購入」の違いを解説しました。
気になる表現を適切に学んで、語彙力を引き上げていきましょう。