「認可」と「届出」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「認可」と「届出」の違いとは?言い換え

この記事では、「認可」「届出」の違いを分かりやすく説明していきます。

「認可」とは?

「認可」とは行政に申請した内容に対して許可が下ることです。

利用者に利益を与える処分は、申し込んできた人全てに利益を与えていてはキリがないので、その申し込みが正当であり適確かを行政が判断します。

そして行政が申し込みの内容を受け入れた場合に、正しい申請だと認め許可しましたよというのが認可です。

そのため認可を得たい場合まず行政に自分から申し込みする必要がありますが、申し込みをするだけでなく申し込んだ相手である行政からの返事を待つ必要があります。

「届出」とは?

「届出」とは行政に対してなにかを通知することです。

行政としてはわざわざ許可やお伺いを立てなくてもいいけど、こういうことをやるなら事前に知らせて置いて欲しいという事柄があります。

そういった内容の事柄をしたい場合に、行政に知らせるために書類や資料を用意して届けることが届出です。

行政の判断を仰ぐ必要はありませんが条件に当てはまる事柄において届出は義務であり、提出を忘れれば罰を受けます。

ですが行政の判断は不要なので、届出が行政に届きさえすればその時点で問題はありません。

「認可」と「届出」の違い

「認可」「届出」の違いを、分かりやすく解説します。

行政に申請して判断を求めた結果その内容を認められたことが「認可」で、行政に何かを通知したことが「届出」です。

「認可」するのは申請を受けた行政ですが、「届出」は行政に何かを知らせたい人が行います。

そのため「認可」は求める側が申請に必要な書類を提出した後に待つ必要がありますが、「届出」は書類を提出した時点で終わり、待つ必要はありません。

まとめ

行政の判断を待って認めてもらったり許可してもらうことが「認可」で、行政になにかを通知することが「届出」と、両者の違いは行政の判断を待つ必要があるかないかの違いです。

ただし「認可」は前提として実行していいかに行政の判断が必要となる事柄で求められるものであり、「届出」は行政に知らせれば行政の判断は不要な事柄で行われるので、どういった事柄で必要になるかから違いはあります。