この記事では、「ななつぼし」と「ゆめぴりか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ななつぼし」とは?
北海道で育成された米の品種の1つを意味する言葉です。
「ななつぼし」は、「ひとめぼれ」と「空系90242A」のF1に「空育150号」を交配することによって得られたもので、中生の早い成熟期、強い障害型耐冷性を持つ水稲粳種です。
草型は偏穂数、稈長はやや短く、穂長はやや短いですが、穂数はやや多く、粒着密度及び穂軸の抽出度は中程度だと言えます。
玄米の形はやや細長く、粒色は白で、食味は上の下と評価されています。
また、「ななつぼし」は北斗七星を意味することから、星がきれいに見える北海道で生まれた米として、北斗七星のように輝いてほしいという願いが込められています。
「ゆめぴりか」とは?
北海道で開発された米の品種を意味する言葉です。
低アミロース米品種であり、もち米とうるち米の中間のような食感を持っています。
甘くて粘り気のある味わいが特徴で、冷めても美味しいため、お弁当などにも適しています。
北海道の寒冷な気候に適応できる強い生命力を持ちます。
「ななつぼし」と「ゆめぴりか」の違い
「ななつぼし」と「ゆめぴりか」の違いを、分かりやすく解説します。
「ななつぼし」と「ゆめぴりか」は、どちらも北海道を代表するお米のブランドを意味する言葉ですが、それぞれに異なる特徴があります。
「ななつぼし」は、粘りは控えめでツヤのある外観が特徴的なお米です。
硬めの食感で、丼物やチャーハンなどに向いています。
冷めると硬くなりやすいため、温かい状態で食べることが推奨されます。
その一方で、「ゆめぴりか」は、北海道を代表する良食味米であり、高級ブランド米としての地位を確立したものです。
程よい粘りと豊かな甘みがあり、もちもちした食感が特徴として挙げられます。
ツヤがあり、味が濃く、ご飯だけで食べても美味しいとされています。
冷めてもパサつかないため、お弁当などにも適しています。
まとめ
「ななつぼし」と「ゆめぴりか」は、どちらも北海道を代表するお米ブランドとして知られますが、異なる特徴をもつお米だと言えます。
どんな料理を実施するか、どんな場面で食すお米なのかを考慮し、好みや用途に合わせて選ぶと良いでしょう。