「バインダー」と「プライマー」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「バインダー」と「プライマー」の違いとは?言い換え

この記事では、「バインダー」「プライマー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「バインダー」とは?

塗料の主成分であり、「塗膜形成要素」として機能するものを意味する言葉です。

「バインダー」は、塗料の中で染料や顔料を結合し、塗膜がしっかりと被塗装物に密着し、簡単には剥がれないようにする役割を持ちます。

また、「バインダー」は、塗装面が比較的安定していて吸い込みが起きない下地に塗布されることが多く、下地と上塗り塗料をしっかりとつないで定着させるために使用されます。

「プライマー」とは?

「密着剤」としての性質を持ち、塗装面に塗料がしっかりと密着するようにする働きをするものを意味する言葉です。

「プライマー」は、基本的に鉄、ステンレス、アルミなどの金属部分に塗装する際に使用され、塗料の付着性を高め、剥がれにくくする効果があります。

また、「プライマー」は、下地改善のために、塗料を用いる前の「前処理」としても機能し、塗装品質を向上させるために重要な役割を果たします。

「バインダー」と「プライマー」の違い

「バインダー」「プライマー」の違いを、分かりやすく解説します。

「バインダー」「プライマー」は、どちらも塗装工程において重要な役割を果たす素材を意味する言葉ですが、それぞれ異なる目的で使用されるものだと言えます。

「バインダー」は、塗料の主成分であり、「塗膜形成要素」として機能するもののことです。

塗料が塗装面にしっかりと密着し、耐久性のある塗膜を形成するために必要な成分だと言えます。

染料や顔料を結合する不揮発性のもので、塗料として使いやすくするためのつなぎとしても機能します。

その一方で、「プライマー」は、密着剤として使用され、塗装面に塗料がしっかりと密着するようにするための前処理材のことです。

塗装する前の下地改善のために用いられ、塗料の付着性を高めることで、塗装の品質と耐久性を向上させます。

とりわけ、金属やプラスチックなど、塗料の密着が難しい素材に対して効果的です。

まとめ

「バインダー」「プライマー」は、どちらも塗装工程において密着性を高めるという共通点がありますが、使用される場面や目的が異なります。

「バインダー」は、塗膜の形成を助け、「プライマー」は、塗料の密着を促進するものだと言えるでしょう。