この記事では、「ハンドバッグ」と「トートバッグ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハンドバッグ」とは?
「ハンドバッグ」とは女性用の手提げかばんのことです。
英語で“handbag”と表記するように、手(hand)に持って利用できるかばん(bag)を指します。
一般に、財布やハンカチなど身の回り品が携帯できる小ぶりなサイズで丈夫に取っ手が付いたものが「ハンドバッグ」とイメージされています。
ただし、大きさ、デザイン、素材などはまちまちで、取っ手と紐がついて手持ちと肩掛けの2通りの使い方ができるもの、荷物が収納できるゆったりしたデザインのかばんも出てきています。
「トートバッグ」とは?
「トートバッグ」とは荷物を運ぶ目的で作られている手提げかばんのことです。
英語では“totebag”と表記し、物を運搬する(tote)ためのかばん(bag)と定義されています。
主な特徴は、かばんの底にまちが付いて容量が大きくなっている、口が大きく開いていて荷物の出し入れがしやすい、荷物が持ち運びやすいよう取っ手や肩掛けひもがついている、丈夫で破れにくい素材が使われている、などです。
買物用のエコバッグ、弁当を入れる舟型のコンパクトな手提げかばん、通学や通勤時に書籍や書類などを持ち運ぶサブバッグなど、さまざまな用途で使われています。
「ハンドバッグ」と「トートバッグ」の違い
「ハンドバッグ」と「トートバッグ」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは「手提げかばん」という点が共通していますが、定義が異なります。
まず、「ハンドバッグ」は女性用のかばんですが「トートバッグ」は性別関係なく利用できます。
そして、「ハンドバッグ」はハンド(hand)という単語が含まれるように「手で持つかばん」と定義されています。
一方、「トートバッグ」は、トート(tote)が「物を運搬する」という意味を持つように、荷物を入れて持ち運びしやすいという特徴を持っています。
「ハンドバッグ」はどちらかというとデザイン性が重視されていて、外出時に手持ちの荷物が携帯でき、かつファッションアイテムとして利用できるものとイメージされます。
対して「トートバッグ」はデザイン性よりも実用性のほうが重視されていて、丈夫で使いやすく荷物が収納しやすい特徴があります。
ただし、「ハンドバッグ」にも機能性や実用性を高めたもの、「トートバッグ」にもデザイン性を重視したものが増えてきています。
まとめ
「ハンドバッグ」と「トートバッグ」はどちらも手提げかばんですが、定義が違います。
「トートバッグ」は荷物が収納しやすい実用的な手提げかばんだと覚えておくとよいでしょう。