この記事では、「メンソレータム」と「メンターム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メンソレータム」とは?
「メンソレータム」とは、「ロート製薬」が販売しているスキンケアのブランドです。
皮膚用の外用薬やリップスティック、ボディクリーム等があります。
元々はアメリカの「メンソレータム社」が開発し、販売を行っていました。
メンソレータムという名前は、メンソール(menthol)とペトロレータム(petrolatum)に由来します。
ペトロレータムは「ワセリン」のことです。
メンソレータム社はロート製薬が買収しました。
「メンターム」とは?
「メンターム」とは、「近江兄弟社」が販売しているスキンケアのブランドです。
メンタームには、軟膏やハンドクリーム、リップクリーム等があります。
近江兄弟社では元々、アメリカのメンソレータム社の「メンソレータム」を販売していました。
しかし、経営不振によりメンソレータム社から契約を打ち切られ、メンソレータムはロート製薬が販売することになったのです。
その後、復活して販売することになったのが「メンターム」になります。
「メンソレータム」と「メンターム」の違い
メンソレータムもメンタームもスキンケアのブランドですが、販売しているメーカーは違います。
「ロート製薬」が販売しているのが「メンソレータム」で、「近江兄弟社」が販売しているのは「メンターム」になります。
本家はメンソレータムで、類似品として作られたのがメンタームです。
ロート製薬が近江兄弟社に対して訴訟を起こしたこともありましたが、当時の裁判ではメンタームも普及しているとして訴えは退けられました。
メンソレータムとメンタームでは、ワセリンの種類や配合量などに違いがあります。
まとめ
メンソレータムもメンタームもスキンケアのブランドです。
販売しているメーカーは違っており、「メンソレータム」を販売しているのはロート製薬で「メンターム」を販売しているのは近江兄弟社になります。