この記事では、「けだもの」と「けもの」の違いを分かりやすく説明していきます。
「けだもの」とは?
哺乳類で、顔から尻尾まですべて毛に覆われている動物を「けだもの」といいます。
一般的には家畜を指す呼び方ですが、人間に使うときは情け容赦なく蹴落とす者を指すのです。
使い方としては、年寄りでも容赦なく蹴り倒しては襲う者に対して「このけだものめ」と怒りを伝えます。
また、集団で人を騙す者たちを見て「けだものしかいない」という言い方もするわけです。
「けもの」とは?
四本の足があり、全身に毛が生えた野生動物を「けもの」といいます。
深夜に野山を走り回り、獲物になりそうな生き物を狙って食べてしまう生き物を指すのです。
使い方としては、「これはけものが噛んだ」と鋭い牙で空いた穴を見て思います。
また、漢字で獣と書くように、人間においては理性がなく、本能で行動する厄介な人に使われている言葉です。
「けだもの」と「けもの」の違い
ここでは「けだもの」と「けもの」の違いを、分かりやすく解説します。
四本足の獣というよりも、酷い行為しては人を蹴落としたり、騙す者に使われているのが「けだもの」です。
もう一方の「けもの」は本来であれば理性で物事を判断して感情を抑えるべきところが、できない人という意味で使われています。
主に、全身に毛が生えていて四本の足で歩き、お腹が空けばたとえ人間が飼っている家畜であっても襲ってしまう獣を指す言葉です。
この「けもの」には狼やライオンといった肉食獣や、猛禽類などが当てはまります。
「けだもの」の例文
・『力が弱い女性から力ずくで金品を盗むけだものが捕まった』
・『追い詰められると自分だけ逃げる部長は冷酷なけだものだ』
「けもの」の例文
・『大きな口で骨付きの肉にがぶつく彼氏はけものに見える』
・『薄情な弟の行動はまるでけもののようで恐ろしい』
まとめ
獣のような酷い行為する人に対して使いますが、どういった行動する人に使うか調べてみるとより相手によってうまく使い分けられるようになるでしょう。
