この記事では、「エール」と「コーダ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エール」とは?
エールとは2014年に公開されたフランス映画で、聴覚障害を持つ家族の中で1人耳が聞こえる少女が歌手を目指しそれを家族にも理解してもらおうと奮闘する物語です。
主人公は高校生のポーラで、女優のルアンヌ・エメラが演じました。
ポーラ以外の家族は全員聴覚障害者で、ポーラは家族のコミュニケーションに欠かせない存在でした。
音楽教師から音楽学校のオーディションを勧められたポーラですが、家族からは反対されてしまいます。
自分の夢と最愛の家族の間で揺れ動くヒロインを描いています。
「コーダ」とは?
コーダはフランス映画のエールを元に制作されたリメイク映画です。
2021年に公開されており、正式には「Coda コーダ あいのうた」といいます。
主人公は高校生のルビー・ロッシで、漁師の家に生まれました。
ルビー以外の家族は聴覚障害者なので、ルビーは必要に応じて手話通訳を担っています。
ルビーは女優のエミリア・ジョーンズが演じました。
「エール」と「コーダ」の違い
エールをリメイクした映画がコーダです。
エールはフランス映画ですが、コーダはアメリカ・フランス・カナダの合作になります。
ストーリーは大体同じですが、微妙に異なっている部分もあります。
例えばエールでは主人公の家族は酪農を家業としていますが、コーダでは漁業を家業としています。
また、エールでは主人公に弟がいますが、コーダでは兄がいます。
それからエールでは聴覚障害者の役は耳が聞こえる役者が行っており、手話を学んでから撮影に臨んでいます。
コーダでは本物の聴覚障害者の役者が演じているので、コーダの方が演技が自然といわれることもあります。
まとめ
フランス映画のエールをリメイクしたのがコーダになります。
大まかなストーリーは同じですが、登場人物の設定や細かいストーリーには違いがあります。