「こなす」とは?言い換えを徹底解釈

「こなす」とは?言い換え

この記事では、「こなす」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「こなす」という言葉の意味

「こなす」の漢字表記は「熟す」となり、要領よくすませたり、うまく処理した際などに使われる言葉ですが、同じ表記でも「熟す(じゅくす)」という振り仮名を付けた場合は意味が異なりますので注意が必要です。

「こなす」という言葉の1つ目の意味は「技術や芸事などを習得して思い通りに使う」です。

2つ目は「仕事を行う」さまを表し、主に簡単ではない困難な仕事を滞りなく上手にやってのける際に使われる言葉になります。

「こなす」のポジティブな言い換え

「こなす」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『巧みに操る』
「道具などを思い通りに扱う」さまを表す言葉ですが、「道具」以外にも「人心」「言語」などを対象に使われる表現でもあります。

・『達成する』
「ある目標を成し遂げる」さまを表す言葉で、目指していたものや目的としていたものをやり遂げる際に使われる表現です。

・『やり遂げる』
「最後までしっかり完全に終わらせる」さまを表す言葉で、何があっても途中で止めずに最後まで完了させるという意味合いで使われる文言です。

・『担う(になう)』
「肩で物を支えて運ぶ」さまを表し、転じて「自分の責務として引き受ける」様子を表す言葉になります。

「こなす」の類語や言い換え

「こなす」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『捌く(さばく)』
「物事をうまく処理する」さまを意味する言葉で、乱れている状況を整えたり、難しい事柄でも手際よく処理する際に使われる表現です。

・『クリアする』
「掃除する」「消去する」などの意味を持つ英単語「clear」から派生した言葉で、次のステップに向けてきれいに片づけたり、一定の基準を満たして次に向かう際に使われる表現です。

・『対処する』
「新しく発生した状況に適応する」様子や「問題を克服する」さまを表す言葉で、ある事柄や情勢などに対して適切な処置をとる際に用いられる表現です。

『切り盛りする』
元々は「食物などを切って、器に盛る」さまを表す言葉でしたが、転じて「物事をうまく処理する」様子を示す意味合いで使われる表現になります。

まとめ

今回は「こなす」という言葉について紹介しました。

「こなす」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。