「以前」と「前回」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「以前」と「前回」の違いとは?言い換え

「以前」「前回」はどちらも「前」が使われた熟語ですが、それぞれ異なる意味を持つため適宜使い分ける必要があります。

この記事では、「以前」「前回」の違いを分かりやすく説明していきます。

「以前」とは?

「以前」「いぜん」と読む言葉で、「その時点よりも前」「現時点よりも前」「現時点からみて遠くない過去」「特定の状態にいたる前の段階」といった意味があります。

「以」「〜から」「〜より」のように場所や時間などの起点を示したり、「〜によって」のように目的や手段等を示したりする漢字です。

「前」「進んでいく方向」「ある時よりも前」「順序が先」などを表します。

「前回」とは?

「ぜんかい」と読む「前回」は、「継続もしくは反復して行われる物事においての、ひとつ前の回」「先回」を意味する言葉です。

「前」には「進んでいく方向」「ある時点よりも前」「順序が先」といった意味があり、「回」には「まわる」「めぐる」「度数」などの意味が含まれています。

「以前」と「前回」の違い

「以前」「前回」「過去」に関する意味合いを持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。

「以前」には複数の意味があり、「ある特定の時点よりも前」または「現時点からみて近い過去」を指すほか、「ある状態にいたる前の段階」という意味で使用されることもあります。

一方、「前回」が示す意味合いはやや限定的で、「反復したり継続したりする物事における、ひとつ前の回」のことを示します。

「以前」の例文

「以前」「〜以前に〜する」「以前と違って」「〜以前の」などのように用いられます。

普段の会話をはじめ幅広い場面で使われている言葉です。

・『午後3時以前に最寄り駅に到着した』
・『以前と違って今は現金不要の支払い方法が増えた』
・『公の場でそんな振る舞いをするとはマナー以前の問題だ』

「前回」の例文

「前回」「前回の〜」「前回よりも」のように使用します。

ビジネスやスポーツなどの分野を中心に、様々な状況で目にする言葉といえます。

・『前回の試合よりも良い成績を残せた』
・『今回の見積では前回よりも低い価格を提案する』

まとめ

「以前」「ある時点よりも前」「現時点からみて近い過去」「ある状態にいたる前の段階」を示し、「前回」「ひとつ前の回」「先回」を示します。

両者の意味や使い方を理解して、過去のことを述べる際に使ってみてください。