この記事では、「バドミントン」と「バトミントン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バドミントン」とは?
英国が発祥の地である「バドミントン」は、英語で“badminton”と書きます。
元々は1820年代にインドで行われていた“Poona”【プーナ】からきていて、ネットを挟んで打っていた遊びが始まりでした。
この遊びを見た英国の兵士が1873年に自分の国で広め、いち早くボーフォード公爵がプレイするようになります。
その公爵の邸宅が「バドミントン」であることから名づけられたのです。
当時は羽根を突いて遊ぶものでしたが、1992年に開かれたバルセロナオリンピックで初めて競技として認められました。
「バトミントン」とは?
玩具に「バトミントン」とあるように、商品名にもなっています。
国内では「バトミントン」と発音する人が多く、羽球と書いて【うきゅう】と読ぶ競技を指すのです。
初めて日本で広まったのは1921年で、広田兼敏氏によりプレイの仕方が広められます。
外国人講師も来日したことでより練習できる機会も増えたため、日本人にも才能を開花させる者が現れました。
そんな「バトミントン」はラケットで羽根を打ち合い、相手方のコートに打ち落としては点をとります。
シャトルの羽根には丈夫なガチョウを用いて、風の微妙な吹き方にも影響をもたらすのです。
「バドミントン」と「バトミントン」の違い
ここでは「バドミントン」と「バトミントン」の違いを、分かりやすく解説します。
シングルからミックスダブルスまで様々な形態で試合に出場して競い合う競技を指します。
1893年に初めてルールが正式に決まり、「バドミントン連盟」が1934年に設立されました。
日本では1960年代に数々の優れた選手が出てきたことで世界と対等に戦うようになります。
ただ、英語で“badminton”と書き、大会でも正式な競技名称として認められているのが「バドミントン」であるように、「バトミントン」は日本人が間違って認識して使う言い方です。
まとめ
ラケットで羽根を打って勝敗をつける競技ですが、正式に認められている名称と誤認して使われているとの違いがあります。
連盟の公式サイトを見て、どちらが正しいか今一度確かめてみるといいでしょう。