この記事では、「粉糖」と「パウダーシュガー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「粉糖」とは?
粉糖とは、グラニュー糖を細かく挽いて作る粉状の砂糖のことをいいます。
グラニュー糖の大きさは500μmほどで、それを40〜100μmほどの大きさに加工したものが粉糖になります。
粉糖は、粉砂糖やアイシングシュガー、パウダーシュガーと呼ばれることもあります。
粉糖は粒がとても小さいので、水に溶けやすく熱を加えてもすぐに溶けます。
そのため素早く砂糖を溶かしたい時などに用いられます。
ケーキやクッキーのデコレーションにも用いられ、粉糖をふりかけて雪に見立てることもあります。
「パウダーシュガー」とは?
パウダーシュガーとは粉状に加工された砂糖のことで、粉糖と同じものをいいます。
パウダーシュガーは粒子が細かいため湿気を吸いやすいため、吸湿性の低いコーンスターチやリン酸カルシウムが配合されていることが多いです。
砂糖は湿気を吸うと固まってしまうので、固化防止のために配合されています。
スイーツの生地に練り込んで甘味を出したり、アイシングに使ったりします。
また、パウダーシュガーは工場などでグラニュー糖を加工して作りますが、家庭でもグラニュー糖をすり潰して作ることもできます。
「粉糖」と「パウダーシュガー」の違い
粉糖とパウダーシュガーは、どちらもグラニュー糖を粉末状に加工した砂糖を指しています。
同じものなので違いはありません。
パウダーシュガーは、粉を意味するpowder(パウダー)と砂糖を意味する”sugar”(シュガー)を組み合わせた言葉です。
しかし、英語だと”powdered sugar”になるので、パウダーシュガーは和製英語になります。
英語では”icing sugar”(アイシングシュガー)と呼ぶことが多いです。
まとめ
粉糖もパウダーシュガーも、グラニュー糖を粉状に加工したものを指しています。
粉糖とパウダーシュガーは同じものです。