「狗」と「犬」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「狗」と「犬」の違いとは?言い換え

この記事では、「狗」「犬」の違いを分かりやすく説明していきます。

「狗」とは?

「狗」とは小さな犬を指す漢字です。

チワワなど小型の犬種を指すというよりは子犬や比較的体格が小さい犬を指します。

体が小さいということは身体能力も劣ることが多く、ネガティブなイメージで使われることも多い漢字です。

ただし比較的小さい犬でも番犬として活用されることも多かったため、必ずしも悪い意味が含まれるわけではありません。

「犬」とは?

「犬」はイヌ科イヌ属の動物を指す漢字です。

狼が人によって家畜化された生き物であり、歴史的に見ても人間と最も身近な動物と言えます。

イヌ属には大きい品種も小さい品種も、大人も子供も様々なものがいますが、日本語では基本的にそれらを全てを一纏めにしている漢字が犬です。

相手を卑しめたり馬鹿にする意味で犬という字が使われることはありますが、それは人を言われるがままに行動する動物扱いしている比喩表現が悪口になっています。

「狗」と「犬」の違い

「狗」「犬」の違いを、分かりやすく解説します。

子犬や体格の小さい犬を指す字が「狗」で、広くイヌ科イヌ族の動物を指すのが「犬」です。

「狗」は小さい頼りないという意味合いを含めて使われることが多いですが、「犬」は特に意味合いを含まずに使われます。

「狗」の例文

・『走狗』
・『狗肉』
イヌは猟にも使われる動物であり、小さいイヌは猟には不向きであることから、狗という字はしばしば劣るものやいやしいものという意味も含めて使われます。

「犬」の例文

・『飼い犬』
・『猟犬』
犬という字はイヌの仲間である動物全般を指す言葉であり、特に意味合いを含めず使うことが多いです。

まとめ

「狗」はイヌの中でも小さいものや卑しいものを指し、「犬」はイヌ全般を指す言葉というのが違いです。

日本語としては「狗」という漢字が使われることはあまりなく、「犬」という字で表現される事がほとんどのため、「狗」「犬」の難しい文字と思う人もいますが、実際には意味も多少違います。