この記事では、「純資産」と「純利益」の違いを分かりやすく説明していきます。
「純資産」とは?
企業の貸借対照表に表示される項目を意味する言葉です。
株主から出資してもらった事業の元手と過去から蓄積された利益のうち、内部留保されているものが計上されている項目だと言えます。
「純資産」は、貸借対照表の右側に表示されます。
企業の財政状態を示す書類で、左側には「流動資産」「固定資産」が表示されています。
右側には、「流動負債」「固定負債」「純資産」が表示されており、これらの合計値は必ず一致します。
また、「純資産」は、企業の収益性を示す指標として重要なものです。
「純利益」とは?
企業が得た利益から法人税などのコストを差し引いた後の最終的な利益のことを意味する言葉です。
「純利益」は、企業の収益性を示す指標として利用され、株主にとっても重要だと言えます。
「純利益」が大きければ、配当金を支払う能力も高いと考えられます。
「純資産」と「純利益」の違い
「純資産」と「純利益」の違いを、分かりやすく解説します。
「純資産」と「純利益」は、どちらも会計や経済の文脈で使用される異なる概念のことを指します。
「純資産」は、企業や個人における所有者の資産の部分を表現する際に使用する言葉です。
資産から負債を差し引いた金額のことを指します。
その一方で、「純利益」は、ある期間(通常は1年)における企業の収益から経費を差し引いた金額のことを表現する際に使用する言葉です。
企業の利益とも呼ばれます。
したがって、「純資産」は、企業の資産と負債の差を示し、「純利益」は、企業の収益と経費の差を示すものだと考えられます。
まとめ
「純資産」と「純利益」は、どちらも会計に関連する用語を意味する言葉ですが、それぞれ異なる特徴を持つものだと考えられます。
「純資産」と「純利益」は、どちらも資産や売上を把握するために大事なものなので、正しく理解できるように注意しましょう。
